Leica M11を手にしてから、写真やカメラへの向き合い方が根底から変わりました。
これぞLeicaマジック。
人生を変えるカメラです。こんなカメラ出会ったことありません。
Leica M11は、すべての設定をシーンに合わせて自分で変える必要があります。
どんな写真を撮りたいのか、どういうシーンなのかを自分の感性に問いかけながら設定をします。
F値、ISO、シャッタースピード、フォーカスの値です。
それまでは全てをオートで、AI任せにしていましたが、それを自分でやるのだから、最初は不安でした。。。
ですが、、、ここで1つ目のライカマジックが訪れることになります。
カメラを持った時の物質として触り心地、手に持っている喜び。
フォーカスリングやダイヤルを回す気持ちよさ、
レンジファインダーでピントを合わせる喜び、
が待っているんです。
つまり、「自分で設定するのが面倒くさい、億劫、不安だ・・・」というネガティブを、ライカを操作する喜びが優にこえてくるのです。
だから毎日触りたくなる、いつも触っていたくなる、そんなカメラだ。ってことに気づきます。
日常すべてが被写体へと変わっていく。
そして、2度目のライカマジックが訪れることになります。
それは「日常すべてが被写体へと変わっていく感覚」になることです。
別に旅行や絶景に出会い行かなくても、いい被写体は日常に転がっていることに気づきます。
マニュアルで自分で設定をする必要があるので、当然ですが、被写体のことをよーく観察するようになります。
シャッター1回にちゃんと自分の思いが乗るようになります。
そうやって、よーく観察をするうちに日常の中にいい作品がたくさん眠っていることに気づきます。
それに今まで気づけていなかっただけ、それを発見できていなかっただけだと思うようになりました。
そして、気づけば身の回りのこと、世界のことをよく観るようになりました。
いつもの風景を。
日常全てが被写体に変わるような感覚。
全てに目を凝らすようになります。
そして、被写体を見て、自分でどう切り取るようになるかを考え始めます。
それは、つまり「自分がどう切り取りたい」と思っているか。ということで、
被写体を通して自分の心にフォーカスが向かい始めます。
「みんなに認められるいい写真を撮りたい」という気持ちよりも
「自分が、純粋にどんな写真を今この瞬間に撮ってみたいのか」ということを
自然と大切にし始めます。
3度目のライカマジックで人生観が変わる
そうやって、自分の心まで観察するようになると、自然と自分の生き方をより深く考えるようになりました。
少し大袈裟のように聞こえるかもしれませんが、
何を感じたいのか、何を感じていたいのか、どんな生き方をしたいのか、
前よりも自分の心にクリアにピントが合うようになります。
ということで、、、
なんだか脱線し始めたような気もしますので、この辺にしておきます。
ブログ後記
Leica M11を修理に出します。涙
明日から7日間程度さわれなくなると思うと、寂しすぎます。
Leica Q2で撮影を楽しみたいと思います。