これまでデジタルに囲まれた暮らしを送ってきた。
その方が、刺激的だし人生も仕事も向上するのかと思っていた。
ここ10年くらいは、すべてをデジタル化へ。という、そんな暮らしをしていた。
基本はパソコンで作業をして、ノートやラフスケッチはiPadで。もちろんApple watch も装備。
iPadをデュアルモニターにして、外でも快適な作業環境を。
気分に合わせて持ち運べるよう、Macも色んなサイズを用意して、、
読書用にkindleとiPad mini を用意して、、
と結構な、デジタル具合でした笑
もちろんデジタルを否定するわけではないし、デジタルの恩恵はこれからたくさん受ける。
ただ、やり過ぎはNG。逆効果で生産性が落ちる
ということが、ここ数年かけながらわかってきた。
デジタル化することで、僕は知らずのうちにこんな状況には陥った。
- とにかく疲れる。
- 作業はしているが、クリティカルならアイディアがでない。
- ゾーンに入るというか、ずっと淡々と仕事をして充実感がなくなる。
- より頭や目の疲労がたまるのに、そこから抜け出せない。仕事をおえてもダラダラとネットサーフィンへ。
- なぜか忙しさや焦燥感を感じる
まとめると人生の豊かさや生産性が劇的に落ちているように思う。
デジタルへ投資した費用に対して、幸福度が上がっているのかと自問すると間違いなく否。
そこで、脱デジタル化を図ってみた。
その一つが、本当に必要な作業をするまでは、すべて用紙とペンだけで済ませる。ということ。
僕がずっと日常的に愛用しているのは、モンブランの149の万年筆とLIFEのNOBLE A4サイズとミニサイズ。
LIFE社から発売されているNOBLEシリーズとモンブラン149の相性は僕にとてもあっていて、書いているだけで充実感や心地良さ、時間を味わう感覚を与えてくれる。
たとえば企画書を書くにしても、いきなりパソコンを開けない。
まずは、何を伝えたいのか、要点はなにか?構成や流れなどを用紙の上で作り込む。
完全にイメージが頭の中で完成したときに初めて、パソコンで作業をする。
こんなことをしていたら、驚く結果が待っていた。
なんと、クリティカルなアイディアが生まれ、企画書の流れからそれをまとめるまで、10分で完了。
あとはそれを、スマートフォンでまとめるだけ。
ここでもまだパソコンは使わない。
パソコンは最後の砦。
その結果、感覚的には生産性が10倍以上上がったのかと思う。
紙とペンで思考する。構築することは、小手先の効率化よりも、より本質的な生産性につながる。
しかも手書きにすることで、パソコンよりも幸福度が上がる気がする。
書くという行為そのものが、メンタルや疲れた心の回復にとてもいいと分かった。
まさに一石二鳥。
BLOG後記
というわけで、パソコンをめっきり使わなくなった僕の最近のメインのデジタルデバイスはiPad。
パソコンよりもできることが少なくて、インターフェースもシンプルだから。
より思考することに向き合うことができる。
意識が作業ではなく思考に向かっている感覚。
タイピングやマウス操作ではなく、タッチ操作だし書くこともできるから、iPad Pro は僕の中でもアナログデバイスに近い感覚がある。
ただ1つ言えることは、思考することやアイディアを出すことにおいては紙とペンを超えることがないです。
と言いつつ、毎回アップルの新製品が気になる自分もいます 笑